コクヨファニチャーカタログ2011
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コクヨ株式会社代表取締役社長黒田 章裕たとえば、金属の針を使わず、分別を不要にするステープラー〈ハリナックス〉。エコというコンセプトにとどまらず、針を使わないことから生まれる安全性も評価され、オフィスだけでなく、幼稚園や病院・食品工場などでもお使いいただいています。コクヨのエコは、「モノづくりのエコ」から、「使い方・働き方のエコ」へと進化しようとしています。削減するエコから、創造するエコへ。これからのコクヨにご期待ください。コクヨは、2008年版総合カタログから、環境配慮が十分でない自社製品に「エコバツ」マークをあえて表示し、3年後にはそれをゼロにするという活動を始めました。自らバツをつけるという逆転の発想は、現場からの反発や混乱もありましたが、目標に向けた真剣な取り組みは、お客様から多くの反響をいただき、社員にとっても、環境に対するさらなる意識改革と、モノづくりにおける新たな視点が生まれました。「エコバツ」マークをゼロにすることは 私たちのモノづくりへの意識改革でもありました。「エコバツ」から学んだ、コクヨならではの発想で 新しい価値をお届けしていきます。針なしステープラー〈ハリナックス〉(ハンディタイプ)すてる時への改良つかう時への工夫つくる時への発想はこぶ時への配慮金属とじ具と樹脂表紙を使用したファイルは簡単に分別できる仕様を心がけています。さらに、すでに市場に出回っているファイルも、とじ具と表紙を分別できる「リベットはずし機」を開発することで、だれでも簡単に廃棄できるようにしました。(コクヨS&T株式会社 辻田)「つかう時」の改善は、エコだけでなく、お客さまの安心・安全と使いやすさに直結すると考えています。塗装の改善や合板のF☆☆☆☆などコストアップにつながる要素も多いですが、製品を永くお使いいただけるように改善を続けています。(コクヨファニチャー株式会社 山内)ノートなどの紙製品のエコバツ解消には、例えば紙に非塩素漂白のものを選ぶ、再生比率の高い紙を作るといった方法があります。原紙の調達担当者は製紙工場まで出向き、再生比率を確認、開発者はその材料の品質確認をし、設計していくというように、多くのメンバーの協力によってひとつひとつ実現していきました。(コクヨS&T株式会社 村上)エコ対応が製品を原材料から見直すキッカケになりましたつかう時つくる時エコへの配慮が安心・安全につながると考えていますあたりまえを見直す。大きなことから小さなことまでモノの見方が変わりましたはこぶ時すてる時市場に出回った製品も分別できれば…現場では高価な商品を扱うことも多く、それらも含めてほぼすべての商品の梱包が、軽量化やエコ包装などに簡素化されました。当初は不安の声も多かったのですが、梱包仕様の開発や輸送テストなどを行い、ひとつひとつ問題をつぶして実施しました。(株式会社コクヨロジテム 富山)1

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